建築と風景

Posted by – 2010/07/02

大阪は戎橋
キリンプラザ大阪。高松伸による学会賞受賞作品の姿は今はない。
それは間違いなく風景をつくり、この場所へ大きな影響を与えた建物でありランドマークであった。
現代においてもデザインの強度を発揮でき、反面、昨今の建築にあまり見られなくなった強さのある建築が消えてしまったことは、業界内では大きな話題ともなり、日本において大きな損失ともいえるだろう。。
しかし、現在は写真のようにH&Mのビルが建っており、全くタッチの違った物があるにも関わらず人々はその変化すら気が付かない様子。もしかすると変化には気が付いているが、受け入れる柔軟性を日本人は持ち合わせているのかもしれない。
風景とは何なのか、それを構成する建築の役割は何なのか。
これからの計画は建築の耐用年数と街の変化のスピードを捕らえる力が必要だろう。多様な時代に突入し、文化や個性もある意味平等な時代。中世や近世の時間の流れとは大きく異なり、これから生まれる建築のあり方には独特の性質を求められる。それと同時に変化は絶え間なく続き、不変の時代がおとずれる可能性のある。変化に対応するために衣服のように建築を扱うのではなく表情の豊かな建築であり変化の出来る表情を持たせなければいけないのだろうと思う。
戎橋という場所性も大きく影響しており、都市、郊外、農村などの環境ではなく、場所自体が持つ特性があるように感じている。
日常目にする風景の中に見つけながら捉えていかなければならないだろう。

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